川村浪子ひとり踊り「あるく」
Schedule
Fri, 12 Dec, 2025 at 03:00 pm
UTC+09:00Location
六本木ストライプスペース | Minato, TY
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川村浪子ひとり踊り戦後80年に寄せて
「あるく」
~さとうきび畑の風音とともに~
日 時:2025年12月12日(金)15時、19時(二回公演)
場 所:六本木ストライプスペース
東京都港区六本木5-10-33
TEL:03-3403-6604 六本木駅6分
https://striped-house.com/
料 金:2500円
出 演:川村浪子(Namiko Kawamura)ダンス
音 楽:大熊 哲(Akira Okuma)シンガーソングライター
古城鴻也(Koya Kojo)フルート
照 明:早川誠司 ビデオ:古屋均
協 力:池上直哉、志賀信夫、勅使河原文子、林敏夫
予約フォーム:ディスカッションのQRコードを読み込むか下記リンクを。
または:[email protected](池上)
https://forms.gle/1vhgTuG2hDQo1moB7
自然と前衛~川村浪子の踊り
1960年代、舞踊の前衛は広がっていた。土方巽、大野一雄らの舞踏、そして行為、パフォーマンスを含めて、新たな身体表現が展開する。川村浪子は、その一人、邦千谷の師、邦正美に師事し、モダンダンス、創作舞踊から新しい身体表現を追究する。そのなかで、ポストモダンダンスのアンナ・ハルプリンと出会い、「歩く」行為を舞踊表現として確実なものにする。それが全裸でゆっくり歩く「ひとり踊り」である。
立つこと、そして歩くことは舞踊の基本ともいえる。だれにでもできる自然な行為が表現になる。それは川村浪子にとって、生きることでもある。
黒沢美香、邦千谷とのつながりから筆者が出会った川村浪子。昨年、88歳の舞踏家、三浦一壮とのデュオを企画した。その舞台を見て確信した。前衛は身体にあり、自然にある。
1938年生まれの川村は、父の仕事で上海からの引き揚げ、前橋で空襲を体験し、2021年に沖縄で改めて戦後80年をリアルに感じた。今回、沖縄で生まれた名曲『さとうきび畑』とともに踊る。会場のストライプスペースは移転予定で、川村も今回の踊りが最後になるかもしれないという。半世紀以上、前衛であり続け、かつ自然である川村浪子の「ひとり踊り」に、ぜひ立ち会っていただきたい。 志賀信夫(批評家)
【プロフィール】
川村浪子(かわむら・なみこ)
舞踊家。1938年東京生まれ、東京学芸大学卒。江口隆哉、宮操子、旗野恵美、邦正美に師事。1974~76年、九十九里浜で知覚体験、知覚歩行、1979年「風景」(新宿御苑)、1981年から各地で裸体歩行。1982~86年、アンナ・ハルプリンのワークショップ。1986年「舞踊、人生は懶(ラン)」(東京日仏学院)。以後、裸体舞踊「ひとり踊り」世田谷区立美術館、横浜市大倉山記念館、池袋西武スタジオ200、京都大学西部講堂、東京都美術館など。首くくり拷象や黒沢美香と共演。2015年、余越保子監督『Hangman Takuzo』、2016年、阿佐ヶ谷アートストリート。2021年、崟利子監督『ゆっくりあるく』。2022~2024年、アトリエ第Q藝術でソロパフォーマンス。2025年、三浦一壮・川村浪子『いきづく』(アトリエ第Q藝術)
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Where is it happening?
六本木ストライプスペース, 東京都港区六本木6丁目8−14,Minato, JapanEvent Location & Nearby Stays:

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